【フラジャイル 病理医岸京一郎の所見】漫画４巻レビュー

ついに実現、直接対決の結末とは？
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見
単行本：４巻

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配信サイト：Handyコミック
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新薬をめぐる激しい攻防もついに決着を迎えます。

日箱が世に送り出そうとしていた新薬には決定的な副作用があったにも関わらず、それを隠して治験を進めようとしている上司の間瀬。

彼女は自分の思っていた正義が裏切られ、自分も悪事に加担していることに気が付いて絶望します。

更には新薬の治験で知り合った患者まで命を落とす結果になり、日箱は決意を固めていくのです。

自分が命を懸けてでも世の中に送り出したがった新薬を潰してでも、会社の悪事を明らかにすることを。

岸も間瀬のやり方には納得がいかないことが多く、彼女に協力し真実は日の目を見る結果と迎えました。

終わってみれば岸の完全勝利。

強敵と思われた間瀬ですが、日箱に裏切られ岸に裏をかかれる結末となったのでした。

全6話に渡る長いストーリーも終わり、日常に戻った病理部に新しい波乱が訪れます。

それはセカンドオピニオンというサービス。

主治医の他に別の医師から診断してもらうことで別の治療方法や方針を模索していこうというサービスです。

岸たちでセカンドオピニオンを行うよう、病院側から言われるのですが、来る患者は曲者ぞろい…もとい面倒な人ばかり。

すぐに投げだした岸の尻拭いをするのは当然、宮崎なわけで…

彼女の新しい苦悩の日々が始まるのかと思いきや、思わぬ助けがやってきて…

ハラハラドキドキ展開からのホッとする展開。

久々に宮崎の出番が多めで彼女のファンとしては嬉しい４巻になっています。

次の５巻は何やら再び波乱の予感…

始まったばかりのセカンドオピニオンサービスに一人の女性がやってくるところから始まるようですが…

１巻読むごとに次が気になってしまう本作。

難しい表現も多いために大人だからこそ楽しめる…そんな魅力の詰まった作品だと思い知らされます。